これから、述べる事は完全な私見です。
異論がある方もいると思いますが、この事について議論するつもりはありません。色々な考え方もあるのだな〜と聞き流していただければ幸いです。
歯科には、補綴(冠、ブリッジ、義歯) 、歯周病、保存科(虫歯、歯の神経、根の先の病気)、口腔外科などがありますが、全てが標準以上の知識、技術がなければならないと考えます。
ただ、口腔外科に関しては口腔外科全般に関して熟知していなければならないとは思いません。口腔領域の解剖学的知識があって、埋伏歯の抜歯が出来る程度の技術があればよいのではないかというのが私の考えです。(ただし、骨造成など特別な技術は別ですが)
歯科医であれば、インプラント埋入自体はそれほど難しいものではありません。
それに、最近では歯科でもCTスキャンによる診断が行われるようになっていますから、インプラントもより安全になっています。
インプラントを行う前に診査をしますが、どの様な診査を行うのでしょう?
インプラント手術が可能かどうか
1.全身状態の診査(血液検査、尿検査、感染症検査)
2.口腔内の診査(虫歯、歯周病、咬み合わせ)
3.X線、CTによる骨、神経、上顎洞、鼻腔などとの位置関係の診査などがおこなわれます。
重度の糖尿病、腎臓病などがあると手術自体が出来ません。
喫煙者も予後が悪く失敗する確立が高いです。
手術が可能ならば、虫歯、歯周病の治療を行います。
咬み合せは、インプラントの部位だけではなく、全体的な咬みあわせが大事な要因になりますので、可能な限り処置をした方が良いと思います。
インプラント埋入時に問題になりやすいのは、神経損傷、上顎洞穿孔、骨の火傷、感染です。神経損傷、上顎洞穿孔については術前の診査、計画で回避できます。骨の火傷はドリルの高速回転で起こりますので充分注意が必要です。感染は術野および器具、ドリル、インプラントを唾液に触れさせなければ心配ありません。当院では、抗生物質と鎮痛剤を術前投与しています。
インプラントの埋入をするのに手術室を完備していなければならないという歯科医がいます。しかし、私の所には手術室はありませんが、それが原因で感染が起こり失敗したという経験はありません。
インプラントの処置が最終的に終了するには、術後4〜6月間ほどかかりますが、それ以降は定期的なメンテナンスにはいります。
その内容は、虫歯、歯周病、咬み合せを診査し、問題があれば治療調整を行います。虫歯、歯周病の治療も大事ですが、特に咬み合わせはインプラントの寿命に大きな影響を与えますから、特に慎重になります。
咬みあわせの調整といってもインプラントの部位だけではなく全体の咬み合わせが大事なのです。この辺をないがしろにして、5年持ちます、10年持ちますなんて事はありえません。
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